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ねこのフミフミと私と人生

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ピーヒャララとリコーダーを吹きながら、もう終わった自分の人生を考えた。20XX年、私は、とある猫のせいで人生が狂った。ニャー。

 

私は猫の真似をよくした。可愛子ぶりっ子するために、ニャーニャー鳴いた。四つん這いになって手をグーにして床をいちにいちにと踏み、いわゆるフミフミとかいうやつもよくやった。そうすると、周りの人がヨシヨシをしてくれたので。トロンとした上目遣いで、フミフミ、フミフミ。

じっさい、猫は嫌いだった。ぜんぜん懐かないので。犬とかのが好きだった。犬は、健全で、あまり物事をよく考えないで生きているので。特にでかい犬は最高。強さの象徴ってカンジ。人間の親友ってカンジ。あとは脳みそがないジャンルの生き物でいうと、鳥とかカエルとか。やつらは懐かないが、媚びることもしない。しゃなりしゃなりと歩いて、なんかこちらを上目遣いでチラ見してくる、猫とかいう、へんないきもの。嫌いだった。絶対おやつとかあげたくない。

 

猫のフミフミごっこは朝から晩まで数時間おきにやっていた。クラスでは浮いた。好きな男の子には嫌われたが、好きではない男の子や自分の家族には面白がられて、それだけでいいやと続けた。14歳くらい、高校受験の準備を機に、やめたけれど。

 

暑い日々が続いた、受験生の夏。クーラーを効かせた部屋で、のんきに受験勉強をしていた。ペンは進まず、得意な古文ばかりやっていた。絶対試験には出なさそうなやつばかり。しかし、受ける高校の試験にでそうなやつは、もう小六くらいのときにマスターしていた。受ける高校は、バカ高校ってイミ。どーにでもなれ、と思っていた。 

 

古文にも飽きた8月25日。私は、もう学校が始まった。昭和生まれじゃないから、9月1日から学校が始まるだなんて、そんな幸福を知らない。でも昭和生まれじゃないから、週休2日が当たり前だし、総合したら優勝!ってカンジ。半ドンって、なに?

学校までゆく道のり、二人の友達を拾うが、二人ともいっつも遅刻をするので、かなりの確率で一人で学校に着いた。遅刻はあまり好きではなかった。先生にちょっとでも怒られるのが嫌だったから。職員室のあの、いつの季節も楽園みたいに保たれている気温、あれを味わうのが苦手だったから。

今日も一人で道のりを歩いた。本当に暑かった。湿度が高すぎて、ちょっと本当にもう、体の水分が全部蒸発して、普段水をあまり飲まないせいだろうか、道端で倒れた。熱中症だと思う。私の体は人よりも弱くできていたし。

 

倒れてからどのくらい時間が経ったのかはわからないけれど、全身のカユカユで目が覚めた。田舎だから人が通らなさすぎて、ずっと倒れっぱなしだったみたい。全身がかゆくて、なにこれ?とおもった。私の周りには、ころころのうんちがいっぱい落ちてた。私はすぐにわかった、これは猫のうんちだと。あと私は猫アレルギーなので、猫が近寄ると全身がカユカユになる。私が倒れている間に、猫が、私の周辺にうんちをばらまいたのだ。マジでイラっとした。基礎知識として、猫はうんちとかおしっこを綺麗にやるのだと知っていたから、こんな雑な排泄する猫いる?と思った。でも、犬のうんちってもっと人糞に近いカンジだから、たぶんこれって猫のうんちなんだろうなと即座にわかった。超イラっとした。私はとっさに、ニャーと鳴いた。すると物陰から、しゃなりしゃなりとやってきた。猫だ。

 

続く♡