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クソアマ

バイト先に二こ上のキラキラ女子大生がいる。前髪はもちろんなくて、つり目黒髪の美人で、でも私性格はサバサバしてますみたいなテイでいる。おそらく金持ちで、焼肉屋のバイトも掛け持ちできるような強いメンタルを持ち、連休はプラっと友達とグアムに行くみたいな。そういう強い女性がいる。

このまえ初めて、バイトでその人と二人きりで過ごさなければならないシフトの日があり、ウワーもう無理だーとなっていたんだけど、でも実際喋ってみたらいい人かもしれないしナ…という淡い期待を抱いてバイト先へ向かった。

そして、初対面…普通にめちゃくちゃしゃべりづらい。真面目なこととか私無理wみたいな雰囲気をかもしだしていたので、「真面目なバイト先の年上としゃべるときモード」ではなく「サークルの先輩とフランクにしゃべるときモード」へ若干切り替えたが、そもそもバイト先にいる時点で私のメンタル的にはもう、フランクに人と喋るとか、そんなん無理モードなので、ふつうにわけわからなくなってしまった。

「もう就活ですよね。なんかいままでと変わりましたか?」と、とりあえずブナンな話題を振る。すると女性は「いやー…別に変わんないかなってカンジ。あたしやりたい仕事とかないし笑」とのこと。へぇ〜…私もです…とかいって、沈黙。

そのあとのことはふつうに辛すぎて記憶飛んだけど、1つ忘れられない事件が起きた。

女性に「春休みどっか旅行行く?」と聞かれたので、私はふつうに「あぁ、伊香保温泉行きますね〜」とか言ったら、女性、頭の上にはてなマークが浮いてるみたいな表情で、「オン、セン……?」とつぶやいた。えっ私なんか変なこと言ったかな?と焦り、「いや、温泉 最近ハマってるんですよね…」とかいうめっちゃキモいヤツみたいな返答をしてしまった。すると女性は、「温泉…なんか、シブいね笑」と返し、それで私が愛想笑いして会話が終了してしまったのだ。

つまり、女性は、「えっ春休み、グアムとかいかないの?笑 てか伊香保温泉てどこだよ笑 こいつやべー笑」ということを言いたかったのだと思う。というか、「春休みに南国いかない大学生っているんだ笑」みたいな、カルチャーショックを受けたのだと思う。あの反応からすると。いや、海外いかねーよ…。金持ちかよ…。

そこで私のメンタルはズタボロになり、もう来週はバイトサボろうって決めた。

 

さらに女性は「ここのバイトさ〜○○さんと一緒の時はずっと話してれば時間経つから楽なんだけど、△△さんと二人だと話すことなさすぎてまじ無理なんだよね笑」と言っていて、それも精神的にきた。

というのは、つまり、女性は、「バイト中はバイト先の人と喋って過ごすのが当たり前」のタイプらしく、それで私と話が弾んでいないということは、まじこいつ話すことなさすぎてだりー、と思われているということ、△△さんと同じ立ち位置として見られたということ(私も△△さんめっちゃ嫌いだししゃべりづらい)、もうそれが普通に辛くて、私は人間としてまだまだだなと思った。私も焼肉屋のバイト掛け持ちとかして春休みにはグアムに行ったほうが人間として強くなれるかもしれない、そんなことを思う、三月中旬…。

 

というかそのあと「忙しいバイト探してるんだったら私の働いてる六本木の焼肉屋紹介するよ笑  六本木の〜」と、六本木を誇張しながら「まぁお前は六本木の焼肉屋では働けないだろうがな笑」という含みをもたせて私にバイトをすすめてきたのも、辛かった。

 

あしたは、そんなクソダサい、伊香保温泉旅行に行きます。いいもんねー、楽しいんだから。